L.A.のシューゲイズ・バンドTennis Systemは2019年の『Lovesick』以来となるフルレングスアルバム『Autophobia』のリリースを発表した。
Tennis System – Truth Hurts
ギタリスト/ボーカリストのMatty Taylorのプロジェクトとなり新章へ突入したTennis Systemはサウンド面でも論理シフトに成功している。
アルバムはパンデミックの最中に制作され、彼の友人であり一緒にツアーを行った仲間でもあるJohnsonと共同で制作され、Sam Pura (The Story So Far, Basement, Spice)によってミックスとマスタリングが行われた。
ソロプロジェクトとなったバンドを良い意味で解体し過去のイメージを脱却する事に成功している。
Tennis System – Alone (Part Time Punks セッション)
Tennis System – Alone (Part Time Punks)
今作はThrough Love Recordsからリリースされる。間にツアーに合わせてリリースが計画されてた300枚限定のEP『Fuck Everything Else』を挟んでいるが、幻と消えてしまったツアーやパンデミックはTaylorの心境に大きな変化を与えた事は間違いないだろう。
彼自身、「バンド無しでこれらの曲を書くことによって、誰かの期待に応える事なく音楽を作る事が出来た。僕は自分が作りたいレコードを作ることにただ集中した。」と語っている。
『Autophobia』はTaylorがこの前例のない時代と対峙するにあたり、トレンドや情報に踊らされる事なく自分自身を見つめ直した結果生まれた新たな旅路の出発点である。US盤はQuiet Panic Recordsからのリリースとなる。
http://vesicapiscis369.com/columns/1671/
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