ニューヨークを拠点に活動する A Place To Bury Strangersが、10月4日にDedstrangeからリリースされる7枚目のアルバム『Synthesizer』からのニューシングル/ビデオ「You Got Me」を公開した。
「嫌悪感を煽り、揶揄するようなサウンドと同様に、快楽的でダンサブル」(Paste Magazine)と評されたリード・シングル「Disgust」に続き、「You Got Me」は愛、欲望、群れからの脱却、そして夜に迷い込んだ完璧な夏の写真を表している。トラック中盤では、頭上をボーイング747が駆け抜ける中、ビーチで過ごしたそんな日々のフィールド・レコーディングが大音量で聞こえてくる。
『Synthesizer』はアルバムのタイトルだが、物理的な存在であり、ア・プレイス・トゥ・ブリー・ストレンジャーズの7枚目のアルバムのために特別に作られたシンセサイザーでもある(レコードを買えば、シンセサイザーを(部分的に)所有することもできる)。DIYはほとんど行われず、多くのことがAIに委ねられている音楽制作の時代において、練習室やホーム・スタジオに足を踏み入れることなく、意図的に混沌とした、雑然とした、人間的なものを作ることは、まったくもって重要なことなのだ。『Synthesizer』は、自然発生的で自然なサウンドを称えるレコードであり、コラボレーションとコミュニティからしか生まれない種類の音楽である。
『Synthesizer』の作曲セッションは、2022年の『See Through You』リリース直後、バンドのクイーンズのスタジオで始まった。バンドはアッカーマンを中心に、友人のジョンとサンドラ・フェドウィッツを加えた新体制で再結成された。このバンドの新しい試みは、アッカーマンにとって刺激的だった。「新鮮な新しいことのように感じた」と彼は言う。実際、このアルバムのいたるところに、つながりが感じられる。シンセサイザーは、入念に研ぎ澄まされた美学とサウンドを、大きくひび割れさせ、抉り出し、再構築した、再発明のレコードのように感じられる。そしてもちろん、自分のサウンドを少しでも刷新するためには、新しい楽器を作らなければならない。こうして出来上がったレコードは、ロマンティックで、カラフルで、地獄のようにラウドで、ア・プレイス・トゥ・ブリー・ストレンジャーズにとってこれまでで最もライブ感のある1枚となった。
『Synthesizer』tracklist
- Disgust
- Don’t Be Sorry
- Fear Of Transformation
- Join The Crowd 5. Bad Idea
- You Got Me
- It’s Too Much
- Plastic Future
- Have You Ever Been In Love
- Comfort Never Comes
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