イスラエルのテルアビブを拠点に活動するインディー フォーク ・コレクティブMiqedemは3枚目のスタジオLP『Eshkona』をリリースする。アルバムのタイトルはI will restを意味する。

Miqedem (古代ヘブライ語で「古い」または「東から」を意味する) は、イスラエルのインディー フォークを代表するバンドで、中東および北アフリカの音楽スタイルから大きな影響を受け、微分音を多用し、不規則な拍子、民族楽器などを用いる。
イスラエルのテルアビブ出身のミケデムの音楽は、イスラエルの音楽シーンにおける近年の地域音楽への関心の復活を反映している。これは、Riff Cohen、Yemen Blues、A-Wa などのアーティストに見られる傾向である。
さらに、Miqedemの最もユニークな部分は、詩篇の詩に最も重きを置き、歌詞の中で古代ヘブライ語聖書に完全に依存していることだ。
バンドのメンバーは、ユダヤ人とキリスト教のバックグラウンドが混在しているが、バンドは、宗教的および非宗教的なバックグラウンドを持つ人々が、人類の最も古く、最も愛されている詩作品の美しさを理解できるという哲学を維持している。

アルバム制作について、当時、バンドの全員がイスラエルに住んでいたわけではなかったため、21年3月に制作が中止されたが、22年に、バンドがイスラエルで恒久的に集まる事が可能となり、制作が再開された。
アルバムのタイトル（「エシュコナ」、「私は休む」の意）は、4曲目の「エバー・カヨナ（鳩の翼）」に由来する。「ああ、私に鳩の翼があれば、私は飛び立って休むだろう」というこの言葉は、歌詞と音楽の両面で、アルバム全体に反映されたものである。