カンザスシティのシューゲイザー・バンド、RxGhostが最新アルバム『Scaffolding』から「Candles」のビデオを公開した。
フロントマンのジョシュ・トーマスは、「『Candles』は、富裕層がシステムを不正に操作している世界でも、まだ面白いことをしようとしたり、変化のために努力することがいかに重要かを歌っている。政策や政府からの援助金に目を向けると、そのシステムが投資階級のために不正に操作されていないと感じるのは難しい。保守派は、貧困層が福祉の女王であるかのように振る舞い、一方で超富裕層が誰よりも多くの恩恵を受けていることを無視している。中流階級は超富裕層の食い物にされている。彼らは、左翼と右翼が互いに争うようにシステムを構築し、その一方で静かにシステムからすべての資源を吸い上げて溜め込んでいる。
私たちはいつ死んでもおかしくない。海に浮かぶティーキャンドルのように、不規則な波によって消えてしまう。この曲は、今の現実の中で、たとえシステムが私たちに不利になるような仕組みになっていても、面白いことをやってみることが大切だということを歌っている。私たちは長くはここにいないのだから、何か面白いことをしよう。
ビデオ・ディレクターのマシュー・デュネフー(@marychickensoup)は、「『Candles』では、精神を表すろうそくの比喩と、風雨にもかかわらず燃え続けながらそれを維持しようとする不安定な経験を受け入れ、具体化することを熱望していました」と説明する。この曲のペースは、いつもバラバラになる直前を漂っているようだ。”主人公 “の繰り返されるマントラは、ほころびが生じ、薄く引き伸ばされ、安定と、無意味な日常のたわごとを考えたときにそれを失うことの間で揺れ動く感覚を表現している。
このビデオに出演している新進気鋭のハイパーポップ・アーティスト、DELARAY! 彼女は、不自由な不安や薬物使用障害、自己破壊的な衝動との闘いを知り尽くしている。不安と闘いながら、ひどい就職活動をしようとし、最終的には、心の中に湧き上がる不安が彼女を溺れさせ、ミッションを中止せざるを得なくなる、そんな瞬間に到達するのはたやすいことなのだ。
ロサンゼルス国際空港から出発する飛行機を眺めるだけで、神経が落ち着くような、希望に満ちた光景が最後に垣間見えたが、それはもしかしたら、彼女がラットレースをくぐり抜け、習慣化した悩みや精神的葛藤を乗り越えていく旅の予兆なのかもしれない。
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